菊池正則 社長ブログ

社長の仕事

30年

社会人3年目から生業としてきた運送という仕事から離れることにしました。

30年。

 

創業した父の会社が運送業。

そこに入社してトラックに乗り、いろんな荷物を運んできた。

 

運転中、眠くなって事故を起こしそうになったことは数知れず。

トラブルも数え切れず、納品先で土下座して荷物を下ろしたこともあった。

朝4時からの大型トラック数台の飼料の手下ろし作業は荷主さんの温かい差し入れもあった。

管理者になってはドライバーと口論になったことも多々ある。

配送価格のダンピングは日常で、荷主を取ったり取られたり。

人口増、景気後退の時代。自動車免許があればそれなりの収入を得られるドライバーは数多くいた。

人はいるが仕事が増えない時代だった。

 

好景気のバブル期は全くいい思いをしたことがない。

世の中給料が高い業界に人材が移動し、「3K」と言われた運送業は敬遠された。

今度は仕事はいくらでもあるが、ドライバーがいない時代。

朝4時から深夜まで泥のように働いた記憶しかない。

 

労働力減少の今の日本にあっては同じ、いやそれ以上に現場は過酷。

聞いたところによるとドライバー不足と労働時間短縮のために積めない荷物はおいて行くらしい。

もう、荷主は運送業界から選ばれる立場に逆転した。

 

 

中小企業は変化は起こせないが、変化についていくことはできる。

限られし人材をどこに選択し集中させるかが問われる。

成果が出ないところに力を注ぐほどの余力などない。

ランチェスター理論に基づき実行する。

 

 

過去と他人は変えられない。

変えられるのは自分と未来だ。

 

 

「ありがとうございます。感謝します。」