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給与と賞与の違いとは?

給与と賞与の違いとは?

「賞与」、なんとなくワクワクする言葉ですよね。

「次の賞与をもらったら何をしよう」と楽しみにしていらっしゃる方も多いと思います。

このもらえると嬉しい賞与、給与との違いや基準などはご存知でしょうか。

今回は、給与と賞与の違いについてご紹介します。

 

給与とは?

給与とは、基本給に残業代や賞与(ボーナス)などが含まれたものです。

ここには住宅手当や交通費などの諸手当、商品などの現物支給も含まれます。
給与とみなされる範囲はとても広く、所得税法にも定められているものになります。

給与: 会社からもらえるすべてのお金

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

給与と給料の違いとは?

 

賞与とは?

賞与とは、固定給が支払われている労働者に対し、毎月の定期の給与とは別に支給される給与のことです。
会社の利益を従業員に還元するために支払われる一時金になります。

一般的に「ボーナス」と呼ばれるのが、この賞与です。

賞与に対するイメージは、実はアメリカと日本で異なります。

アメリカ: 大きな業績をあげた従業員に、特別に支給されるもの
日本  : 変動はあるが、定期的に与えられる給与

クレジットカードの支払方法で「ボーナス払い」という項目があるのも、賞与が定期的に支給される日本ならではのものなのです。

 

賞与の種類

一般的に使われる「賞与」という言葉は、基本給連動型の特別給料のことを指します。
その他にも支払われる賞与はあるのでしょうか。具体的な例で見ていきます。

 

決算賞与

従業員に対する利益の分配として、決算の時期に臨時支給される賞与です。
企業の業績が良好である場合に支給される場合があります。そのため、支給が保証されていない、という注意点があります。

支給の時期は決算月であるため、3月に支給される企業が多いです。

 

業績賞与

個人・部門・企業の成果に応じて、支給額が変動する成果主義型の給与です。
「業績連動型賞与」とも言われます。

こちらの賞与も企業の業績に応じて賞与額が変わる、もしくは支給されない場合があります。「業績に応じて支給」と求人票に記載されていた場合は、この賞与体系である可能性が大きいです。

 

賞与の有無や支給額の決め方

賞与の額や有無、基準はどのようになっているのでしょうか。

 

賞与支給の有無

1. 労働契約
2. 就業規則
3. 労働協約

上記のいずれかに明記されています。
賞与の支給額に関する条件は、企業ごとに決定することができます。

 

金額の決定方法

賞与は「給料の~ヶ月分」という理解をしている人も多いのではないでしょうか。
ここでの「給料」は総支給額ではなく基本給になります。

多くの企業では、

・基本給の~ヶ月分
・基本給の~%分

という表記を行っている場合が多いです。

 

賞与は必要以上の減額はできない

賞与の額は企業側で決定ができます。
業績や事業展開、各人事評価などを加味して支給額を決定するため、

・欠勤や遅刻などが多い
・会社に損害を与えた場合
・懲戒処分

などの理由で、賞与の額を減額することが可能になっています。
しかし、減額は、

・正当な理由がない場合の減額
・不支給にすること

は認められていません。

給与と賞与の違い

ここまで見てきたように、給与と賞与には、

給与:毎月固定で支払われる賃金
賞与:臨時的に支払われる賃金

このような違いがあります。

そして、賞与と給与は、支給時に源泉所得税が差し引かれますが、それぞれで計算方法が異なります。

給与なのか、賞与なのか明らかでない場合は、下の定義にあてはまるかどうかで判断することができます。

1~5のいずれかにあてはまると賞与とみなされます。

(1) 純益を基準として支給されるもの
(2) あらかじめ支給額又は支給基準の定めのないもの
(3) あらかじめ支給期の定めのないもの。ただし、雇用契約そのものが臨時である場合のものを除きます。
(4) 法人税法第34条第1項第2号≪事前確定届出給与≫に規定する給与(他に定期の給与を受けていない者に対して継続して毎年所定の時期に定額を支給する旨の定めに基づき支給されるものを除きます。)
(5) 法人税法第34条第1項第3号に規定する業績連動給与

引用:No.2523 賞与に対する源泉徴収|国税庁

 

まとめ

今回は、給与と賞与の違いについてご紹介しました。

給与:毎月固定で支払われる賃金
賞与:臨時的に支払われる賃金
・源泉所得税の計算方法が異なる

上記でご紹介した、給与と賞与の違いを正しく理解して、不明な点は会社側へ確認するようにしましょう。

 

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